スリランカの観光開発局 (Tourism Development Authority) のサイトに統計データがあります。

スリランカビジターの統計データ集

そこのデータを使って、スリランカのビジタートレンドをグラフに表してみました。

 

観光客数

 

2016年の推計は205万人。初めて200万人を超えました。ちなみに2009年に内戦が終結。そこから目覚ましい伸びを見せています。

スリランカ政府は観光客数(海外からのビジター数)250万人突破を目標にしてきていますが、それも1~2年以内には達成しそうな勢いです。

 

1人1日当たりの消費額

 

なぜか2013年に金額が一気に増えています。2012 年にはスリランカルピーの為替レート大幅切り下げがあり国内消費は落ち込んでいますが、逆に外国人の財布のひもは緩んだのか? スリランカの観光地ではローカル向けと観光客向けの2種類の価格設定があって、観光客向けの価格が上がっているのかもしれませんが、詳細の原因は不明です。

2016年は168.2ドル(≒18,500円)で増加傾向にあります。半額程度が宿泊代か?

 

滞在日数

 

平均して10日程度で2013年を除けばほとんど変動はありません。日本人平均はもっと短いと思いますが、ヨーロッパ方面からの観光客がアーユルヴェーダなどで長期滞在するケースが反映されていると思われます。

 

ホテル客室数&稼働率

 

ホテルの客室数は2012から増加トレンドですが、稼働率はむしろ好転状況。71%から75%に延びています。観光客増加が後押しする格好です。

この統計はスリランカ全土の平均になっておりコロンボだけで見ると季節要因も少なく、稼働率はもっと高い水準になっていると思われます。

 

2016年9月にコロンボ中心部のフォート地区に Zmaxというスリースターホテルがオープンしています。そのオープニングイベントの際にデベロッパーのCEO氏が述べたコメントがスリランカビジターの変化のトレンドを言い表しているので紹介しておきます。(下に日本語の意訳があります。)

“We believe that Sri Lanka is uniquely positioned at this moment to take on a huge influx of foreign visitors and it is our belief that the country is no longer simply a seasonal destination for tourists from the West. Sri Lanka is now a full year-round destination for people from all over the world who come here for both leisure and business alike. So Sri Lanka is ready to take off and we want to be part of that journey, but we didn’t want to create just another hotel. We identified a particular target group and their particular needs. So if you look at the whole design it is based mainly on what this target group looks for,”

「現在のスリランカは、多くの外国人を受け入れる特別な位置づけにあります。もはやヨーロッパからの観光客が主体の季節変動の大きい観光地ではなくなったと考えています。 ここは今やレジャーだけではなくビジネス目的でも一年を通して世界中の人々が訪れる場所に変わっているのです。 」

 

特にコロンボ地区はホテルの客室数の不足がビジター数の伸びを圧迫していると言われることがありますが、たしかにこのグラフを見てもそれが垣間見えています。